環境構築
React / Next.js の学習を始める前に,開発環境を整えましょう。
ここでは VSCode・Git・Node.js (LTS) を中心に,Windows と macOS の両方で動作する構成を紹介します。前章で学んだフォルダ操作を活かしながら,必要なツールをインストールしていきます。
必要なソフトウェア一覧
- Git:バージョン管理
- Node.js 20 以上:JavaScript 実行環境(npm を含む)
- Visual Studio Code:コードエディタ
- ターミナル環境:PowerShell / Windows Terminal / macOS Terminal
Note
Windows 利用者は WSL2 (Ubuntu) の導入を強くおすすめします。Next.js を含む多くのツールは Linux 環境での動作が最も安定しています。
Step 1. ターミナルとパッケージマネージャー
Windows
- Windows Terminal を Microsoft Store からインストール。
- PowerShell を既定のプロファイルに設定。
WSL を使う場合はUbuntuを追加しておくと便利です。 - オプション:
winget(Windows Package Manager)を有効化しておくとソフトのインストールが簡単です。
macOS
Step 2. Git のインストール
- 途中でエディタの選択などを聞かれた場合は,特にこだわりがなければ既定値のままで大丈夫です。
- インストール後,PowerShell で
git --versionを実行して確認します。
Homebrew を使う場合:
インストール後に git --version で確認します。
Step 3. Node.js のインストール
Node.js はバージョンを切り替えられるツールを使うのが便利です。
Windows (WSL を使わない場合)
- nvm-windows の最新インストーラーをダウンロード。
-
インストール後,PowerShell を開き以下を実行。
Windows (WSL2 + Ubuntu 推奨)
- 「Windows の機能の有効化」で WSL と仮想マシンプラットフォームを有効化。
- Microsoft Store から Ubuntu をインストールし,初回起動でユーザー名とパスワードを設定。
-
Ubuntu ターミナルで以下を実行。
macOS
.zshrc(または .bashrc)に以下を追記し,ターミナルを再起動します。
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "/opt/homebrew/opt/nvm/nvm.sh" ] && \. "/opt/homebrew/opt/nvm/nvm.sh"
[ -s "/opt/homebrew/opt/nvm/etc/bash_completion.d/nvm" ] && \. "/opt/homebrew/opt/nvm/etc/bash_completion.d/nvm"
その後,以下を実行。
Step 4. VSCode のセットアップ
- VSCode をインストール。
- 起動後,「設定 > 同期」で Microsoft アカウントを紐づけておくとカスタマイズが保存されます。
- おすすめ拡張機能:
- ESLint:コードの品質チェック
- Prettier - Code formatter:コード整形
- GitHub Pull Requests and Issues:GitHub 連携
- EditorConfig:コードスタイルの統一
Tip
WSL2 を使う場合は「Remote - WSL」拡張機能を入れると,Ubuntu 側のファイルをスムーズに編集できます。
Step 5. 動作確認
-
任意のフォルダで以下のコマンドを実行し,サンプルの Next.js アプリを作成します。
質問にはすべて
Enterで既定値を選択して構いません。 -
ディレクトリへ移動し,開発サーバーを起動します。
-
ブラウザで
http://localhost:3000を開き,Next.js の初期ページが表示されれば成功です。 -
サーバーを終了するにはターミナルで
Ctrl + C(macOS は⌃ + C)を押します。
トラブルシューティング
nvm が見つかりません
シェルの設定ファイルが読み込まれていない可能性があります。source ~/.bashrc や source ~/.zshrc を実行してから再度コマンドを試してください。
npm run dev がエラーになる
Node.js のバージョンが古い場合があります。node -v で確認し,20 以上になっているかチェックしましょう。
次のステップ
環境が整ったら,Git・GitHub入門 に進みましょう。
Git をインストールしたばかりの状態から,実際にバージョン管理を体験していきます。